Eichin’s blog

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「継続は力なり」継続できない方は継続の本質を見切れてないからかも!?継続したい方必見!!

(記事っぽくするつもりなかったので、個人的なことが最初に書かれています。早く本筋を読みたい方は少し読み飛ばして下さい!!)

新年が明けて1週間が経った。

 

今年度はいつもと違って大きく成長するために

継続を基調とした目標を掲げた。

 

だが、最初の1週間で早くも目標を達成できなかった。

今年度から仕事が一気に増えて、どのくらい忙しくなるのか想像できなかった。

1週間生活してみた結果、毎日1時間「FXの勉強をする」などといった最低作業時間を設けた日々の目標は、思ったよりもハードだった。

 

だから、日々の目標を修正しようと思う。

 

改めて、修正した目標がこちら

↓↓↓

目標(優先順位あり)

  1. 英語:小説やネット記事を理解できるリーディング力。英語で日常的な会話ができるコミュニケーション力。数学:難関私立高校の問題は解ける。中堅上位大学の問題は解ける。また、数学を心から好きになる。
  2. 理科:生徒に理科の面白さを伝えられる。生徒の素朴な「なぜ?」に答えられる。YouTubeチャンネルを立ち上げる。
  3. FX:月5万を安定的に稼ぐ。
  4. 趣味・生活:バイクを買う。引っ越す。ダンディで渋く、男らしいファッションやオーラを身にまとう。

 

優先順位に沿って、毎日のやることを決めたい。1、2は絶対に達成したいし、時間がかかる。だから時期によってやることは異なる。1月、2月、3月はお金の余裕も時間の余裕もないのでやれることがかなり限られる。よって英・数の学習をメインに据える。3月までには中学受験、都立・私立高校受験の範囲で問われる質問には完璧に答えられるように。

4月以降は徐々にFXの勉強を再開する。英・数は高校の範囲へ。といっても4月、5月、6月あたりまでは時間のなさは相変わらずないだろうから、少しずつ学習を進める。この3ヶ月でFXでは実際のお金でトレードできるように準備を進める。空き時間で数学や科学の本を読む。(興味のあることに酔いしれ、追求しよう。他のカテゴリーを選んでる時間的余裕はない。)

7月、8月、9月になると、時間もお金も少し余裕が出てくるだろう。FXでは7月で1万、8月で3万、9月で5万の利益を出すことが目標。また数、理へ本腰を入れるとき。この3ヶ月で高校物理、高校化学まで網羅しよう。

最後の3ヶ月。FXでは継続して5万円の利益を出すこと。英数理の学びをより洗練させる。深く深く、求めよう。

  • FXの勉強を月、火、金は最高1時間やり、それ以外はFX関連の情報を収集する。30分まで。
  • 雑誌や趣味に触れる。
  • 毎日家計簿をつける。
  • メンタルを整える。毎日感情を上下させない。起こったことは全て認める。肩の力を抜いて意識を深海のごとく深くまで落とす。イメージは自然と調和。毎日実践。

 

ん?んんん???いきなり個人の目標とかどうでもいいこと書きやがって。。。と思っただろう。もともとこんなちゃんとした?記事っぽいことを書くつもりではなく、個人メモくらいなテンションで書いてたらヒートアップして4000文字以上になる有様。

 

さあ行きます!

 

この記事では物事がなかなか続かない、継続が大事なのはわかってるんだけど気づいたら初期のやる気は微塵も感じず面倒になって途中リタイアする、中には最初の1日で満足してしまいそれ以降は手付かずになってしまった経験がある方に向けたものなっております。

そんな「継続」が苦手な方には参考になることが書いてあると思います。

 

ところで、何か目標があって、「ダイエットをしてモデル体型を手に入れる」でもなんでもいいんですけど、それを成し遂げるために「毎日30分走る」というように、最低作業時間を設けてしまっていませんか?

 

実はそれこそが継続ができない根本的な原因かもしれません。

 

以下、見出しも用意しました。

 

いきなり「〜だ〜である調」に変わりますが気を害さないでくださいね。

 

 

⒈なぜ最低作業時間が良くないのか

最低作業時間があると、義務化を引き起こす。

この時間までやらなければいけない、というふうに。

成長に一番重要なことは継続だが、それは普通難しく、よってほとんどの人はできない。

継続はある期間絶えずやり続けるという意味なので、時間的性格が備わっている。

だから1日の最低作業時間を設けることが継続するうえで最も理に適っていそうだが、実はそれがむしろ継続の障壁となっている。

義務化、つまり「1日に1時間作業しなければならない」はストレスであり、1回でも達成できないとその時点で継続が途絶えてしまう。

そして一回途絶えると士気が著しく低下し、それ以降のやる気が起きなくなる。これが継続が難しい要因だ。

 

⒉継続の本質とは?

そんな厄介な継続、やはり限られた才能の持ち主でしか出来ないのだろうか?

いや、継続ができる人は継続の本質を理解してるから続けられるのだ。

継続の本質とは、毎日触れることだ。

どれだけ毎日作業したかではない。

どんなに短時間でもいいから、とにかく触れることだ。

なぜ、毎日触れることだけでいいのか?

それは学習の本質に関することなので次章で話そう。

 

⒊学習の本質とは?

さて、ある目標、なんでもいい、「ギターを弾けるようになりたい」とか「おしゃれになりたい」とかを達成するには、毎日継続して学習することが大事ということはこの一連の議論の中で前提としていることいることだ。

⒈では、継続も時間に関することだから、毎日最低作業時間を設定すればいいと思いがちだが、そうすると大抵うまくいかないことを述べた。

⒉では継続の本質についてで、目標を達成するためには毎日触れること肝心だと話した。

どういうことか。

例えば目標が「ギターを弾けるようになりたい」なら毎日1分ギターの弦に触れていればいいのか?

「ギターを弾けるようになる」という目標はやや抽象的なので、人のよって達成度が大分違ってきそうだが私なら「ストレスなくコードを流暢に演奏でき、弾いたこともない曲でもある程度なら即興で演奏できる」ことを目標に掲げる。

 

そのレベルに達するには、ギターの本質を理解しなければならない。

各種のコードの指の位置や音程の調和性の特徴、気温によってどれくらい弦の硬さが変わるのかなどを感覚的に。

 

全てのことに言えることだが、物事の本質を理解することは簡単ではなく、なかなか見えてない。

学習の本質は論理ではなく、感覚的に理解するものだから、その対象と会話し、対象の呼吸と自分の呼吸を合わせなければならないのだ。

だから、対象に毎日触れることっていうのはつまり、物理的に触れることや、「時間」に意識を集中させて流れ作業のように触れることではない。

むしろ短時間でもいいからその対象と向き合って本質を理解することに努め、対象と会話し、呼吸を合わせようと意識するまで没入することだ。

それが努力すべき方向である。

 

⒋具体的な学習方法

この章では前章までの内容を踏まえて具体的に話そうと思う。

例によって人は生まれた瞬間から時間と共に生きているのだから、時間を意識するのは当然なのだが対象の本質理解において大事なのはむしろ時間の呪縛から解放されることだ。

夢中で作業していたら「気づいたらもうこんな時間か」という経験は皆さん1度はあるだろう。

この時、楽しさや夢中さからあるゾーンに入り、宇宙の時間軸から逸脱したような経験を覚える。

 

そして、ゾーンに入ることこそまさに対象の本質理解に必要なこと。

ゾーンとは学習の対象と同じ感覚的領域、つまり対象と会話していることに他ならない。

会話こそ、対象の本質に近づける唯一の手段である。

 

それには深い集中力を要する。

まずはなぜ?を繰り返し、感覚や思考を深くまで落としていくこと。

そしたら世界がまるで自分と対象だけのような感覚に陥る。

 

対象はもちろん言語を扱えないので答えを話してくれない。

根気よく探るしかないのだ。

対象の表層から核に至る部分まで。

 

これこそ、継続が大事な所以だ。

毎日触れ合わないと、それまで積み上げてきた対象の性格や特徴などを忘れてしまうからだ。

感覚が鈍る、とはこのことを示している。

 

そして。目標の達成、それは対象の本質に到達して、会話ができるようになったときだ。

だから、その領域を目指して毎日すべきことは、短時間でもいいからゾーンに入り対象と同じ感覚的領域を共有して本質を探る努力をすることである。

時間的量ではない。深さ、質だ。

 

それを毎日必ず繰り返していれば、いずれ降ってくるだろう。

「わかった」が。

 

⒌学習の注意点と最大作業時間

ゾーンに入るといくら時間が早く過ぎると言っても、深く集中していることには変わりはない。

だから、制約もあるのだ。

それは疲労だ。

 

ゾーンに入ると学習が楽しくなって無限に時間を費やしてしまうかもしれない。

だが確実にその反動は来るので、基本的な生活習慣が乱れたり他の大切な作業に集中できなくなる危険性がある。

 

だから、やりすぎはよくない。

ペース配分が大事なのだ。

目標の内容によるが1週間や1ヶ月そこらで本質は掴めるものではないので、気長に焦らず続けることが大事なのだ。

 

例えるなら、長距離走がピッタリだろう。

最初から100m走ばりに飛ばしてしまっては後半息があがってしまい結局いいタイムは出ない。

それと同じで、学習を一生つ続けられるようにペースを設定することが大事だ。

 

だから学習には最大作業時間を設けよう。

これ以上やったらむしろ生活が乱れる、のように安定性のために線引きをするのだ。

 

⒍最後に

毎日学習しなければ意味がない。

毎日学習できてそれが楽しければ?最高だ。

でも実際は楽しくない時だってある。

 

毎日は似てど同じではない。お酒を飲んだ翌日や、心身ともに疲れてる日や、体調が悪い日もあるだろう。

そういう日は、やる気が起きないし、作業すれば基本的によりストレスが溜まる。

だが、30分作業するのが億劫でも一瞬ゾーンに入りさえすればいいなら?

その時間が5分でも1分でも会話することで継続したことにに変わりないから達成感があるし、明日以降にもつながる。

 

なかな対象の本質の片鱗が見えて来なくても根気よく信じて続けてればいつかは見えてくる。

そうすればどんどん楽しくなってくるから、自ずと作業時間は増えていくはずだ。

だがやりすぎにはご注意。

 

 

映画「グラン トリノ」を観て

映画「グラン トリノ」はご存知でしょうか?

 

生ける伝説、クリント・イーストウッドが主演、監督を務めたある元軍人の男の生き様を描いた作品です。

 

主人公、コワルスキーは妻に先立たれ、頑固で意固地な性格から家族にも疎ましく思われ、本当に心の許せる存在は愛犬のデイジーのみという孤独な爺さんでした。

 

ですが、庭の手入れは毎日必ず丁寧に行い、部屋もかなり綺麗に保っています。自動車会社「フォード」に50年勤め上げたこともあって、ガレージにはおびただしい数の工具類が壁に並べられ、まるで博物館のよう。

 

そしてなんといっても愛車のグラントリノが美しい。男なら誰がみても見惚れてしまうその緑の輝きは爺さんが毎日丁寧に磨いてる証拠。こだわり抜いた宝物です。

 

人に愛されなくとも、ものを愛し、そしてものにこだわり、それを維持し続ける。男の孤独と神秘性と誇りが序盤30分で見せつけられ、すぐに引き込まれてしまった。そして思った。かっこいい、と。

 

爺さんはプライドが高く、寄り難い雰囲気を出しているのだが、それにもちゃんと理由がありました。朝鮮戦争を経験し、前線で戦い抜いた、生粋の元軍人なのです。仲間を殺され、そして敵を屠ってきた。だから誰よりも生と死について理解している。何人も自らの手で殺めてきたことを認め、その責任を背負って生きていく。何人も殺しておいて、呑気に楽しく暮らすなんてことができないのは当然でしょう。

 

かくして、誇り高き一匹狼は誕生したのでした。作中では爺さんの息子が2人出てくるんですが、どちらも爺さんのことを理解せずしようともしない饅頭野郎でした。

息子たちが爺さんに高齢者向けの商品やサービスを紹介するシーンがあったのですが、これにはむかつきました。

 

私にこのような祖父がいたら、物凄く尊敬します。でも実際にこんな祖父がいたらどう接すればいいのかな?愛車に乗ってドライブかな?VRを使ったドライブシミュレーションゲームは?

 

実は、私にも似たような爺ちゃんがいます。戦争は経験してませんが、自動車修理会社を経営していましたが、本人が50過ぎに脳梗塞で倒れてしまい、最悪の事態は免れましたが、全身に後遺症が残ったまま、毎日必死に暮らしています。病院が嫌いで、老人扱いを受けることも嫌だから、老人施設にも行かない。

 

一方、私が会いにいくと昔の武勇伝を度々話してくれます。車に釣り、ボートに料理に酒に女に警察沙汰に、数々のエピソードを盛ってね?って思うくらい豪快に、声を荒げて。。そして何度も聞かされます。

いつも明るく弱音は決して吐かない強い爺ちゃんです。でも最近様子がおかしい。痩せてきたし、元気がなくなってきたように感じる。この映画を観て私も爺ちゃんに何かしてあげたいな、と思いました。まさに、車で俺が運転して、首都高でもドライブしてあげたい。

 

最後に、ものにこだわり、人に優しく、強く、かっこいい作中の爺さんみたいに、私はなりたいと思いました。

 

1年間の目標について

明けましておめでとうございます。2021年はどうだったでしょうか?そして、2022年はどういう年にしたいですか?

毎年必ず一回は見たり問われたりするこの定例文。でも、「どうせすぐ辞めちゃうし。。。」「目標なんて決めなくても毎日頑張って生きれば成果は後から着いてくる!」なんて思って目標を決めるのを躊躇ってはいませんか?

私も今まではそう考えるタイプで、ぼんやりとは決めても明確には決めてませんでした。

 

でも今年はなるべく具体的に決めようと思い立ちました。それは以下の3つの理由からです。

  1. 目標を具体的に描けない未来は絶対に訪れない。未来を想像で細かく経験できなければ、今するべきことが明確にならないからです。
  2. 1年って意外に短い。1週間がたったの50回しかないんです。
  3. 単純に定めた目標を達成してみたい

目標はどんな小さなことでもいいと思いますが、なるべく点より線の方がいいと思います。例えばAさんはボディビルダーになりたいと考えてるとしましょう。そこで、ボディビルダーになるための証明材料として、コンテストで優勝!という目標を掲げたとしましょうか。ここで、ある疑問が浮かびます。Aさんの望む未来は優勝して終わりでしょうか?違いますよね。ボディビルダーになってからもボディビルダーとしてあり続けるためには継続的な努力が必要です。普通、ボディビルダーになりたいという自己実現欲求は、ボディビルダーという肩書きを持って人生を生きたいという意味です。だから目標は「ボディビルダーになるために1年間食事の記録をつける」や、「ボディビルダーになるために12週間で体重を80キロまで増やし、36週間でコンテストに出られる体に仕上げ、48週目のコンテストに出場して優勝を狙う」のように継続と具体性に着眼させたものにするべきだと思います。そのほうがよっぽど現実的でないでしょうか?

 

単に継続が難しいから、というのもあります。ほとんどの人は継続できないから目標を達成できないのです。だったら、継続自体を目標に定めてしまおうということです。あとは逆算して、なるべく細かい点の目標を定めればいい。大枠は線なのだから、細かい目標は点にならざるを得ません。

 

未来を明確に想像して経験しましたか?

ちなみに私の本年度の目標は以下の通りです。

  • 1週間に1冊は本を読む。(これだけで年間50冊!!)
  • 1週間に1本は映画を観る(気休めも大切!!)
  • 毎日必ずFXの勉強を1時間はする。
  • 火木土にブログの更新をする。(アウトプットしなければ身につかない)
  • 高校までの数学、英語、化学、物理を36週目までに完成させる。
  • 高校までの国語、社会は33週〜48週目で完成させる。

普段は週5で塾でアルバイトをしていて、土日と平日2日は飲食店で働いてます。休みなしですが、夢があります。研究者か教育者になることです。理由は特にないです。カッコいーからです。本当にそうです。科学を探究することはロマンがあってカッコいーし子供達を正しい道に導いてあげることはカッコいー。みんな少年少女の頃の夢なんて大体そうだったでしょ?

 

ということで皆さん今年も頑張っていきましょう!!

 

ペペロンチーノ奮闘記①


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超久しぶりにペペロンチーノ作ってみた。

が、できあがったのは麺と油がぐちゃぐちゃに絡み合ったマズイなにか。。。😛

 

味付けはいい。ペペロンチーノにだしの素と砂糖を加えるのはすごくいい。(クックパッドに書いてあった)

 

だが、ペペロンチーノはオイリーやろ!って思ってオリーブオイルぶちゅーって入れすぎた。みごと油そばが完成しました😆(酒には合う)

 

あと乳化するの忘れた。

 

本来のペペロンチーノの作り方ってどんなんだか忘れたので復習してきます☆

 

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復習してきました。(俺得なことしか書きません)

①オリーブオイルは大さじ1.5!

②にんにく素揚げするときは超弱火!

③にんにく、唐辛子揚げたあとにゆで汁をお玉2杯いれる!このとき中火!

④ちょい白濁またはトロってしてきたら乳化完了!調味料を入れる!

⑤麺をフライパンに入れ、さっと絡める!終わり!

 

なんか次はできる気がしてきました。明日また作ってみようと思います😜

「父が娘に語る経済の話」を読んで

まず、経済を語る上で根本的な問い、「どうして世の中には格差があるか?」を話の軸として読み進めていきました。

この答えは、読み進めていく上で明らかになりましたが大方予想できるものでした。

それは簡単に言ってしまえば「市場社会があるから」でした。ですが本書では「なぜ市場社会があると格差が生まれるのか」、という問いまで深く詳しく掘り下げてくれます。

 

時は1万2000年前まで遡り、文字や債務、通貨、国家、官僚、軍隊、宗教ができたそもそもの理由は農業革命にあるとわかりました。作物の「余剰」がキーワードで、余剰を記録するために文字が、余剰を人々に配りそれを管理するために債務、通貨、国家が、そしてそれらを統制するために官僚、軍隊、宗教が誕生したという具合です。

 

世界には市場のある社会が産まれました。全てのものに交換価値がついている訳ではなく、ある程度自然と調和しながら経験価値を大切にしていくような社会がそれです。交換価値があるものや出来事がカネと交換できるのかを重んじるのに対し、ある出来事を喜びや悲しみといった感情に置き換えることを重んじるのが経験価値です。

 

しかし、イギリスで起こった産業革命と囲い込み政策によって市場社会が誕生します。市場のある社会と異なる点は、全てのものに交換価値がついているか否か、です。

市場社会が誕生したことで、人々は利益を追い求めるようになり、同時に借金が大量に発生しました。利益を生むためにはまずは借金をしなければなりません。銀行は借り手の将来に期待しておカネを貸し付けるリスクを負う代わりに、借り手から利子とその他の手数料を徴収する。銀行は何もない状態から電子的にキーボードを叩くだけでおカネを作ることができるので銀行は貸し付けまくりました。

 

産業革命により、経済が爆発的に成長しました。そして銀行は債権という仕組みを作りました。借金から生じた債権を投資家に売ることでもし借り手の事業が失敗して銀行に借金を返せなくなっても損するのは投資家であって銀行ではない。こうして、銀行は損をしにくくなり、どんどん儲かると思って貸し付けまくりました。

 

しかし、なんでも思い通りにはいかない。なにか裏があるでしょ?と私も思いました。

 

社会全体の借金が経済成長に追いつかなくなると銀行はバタバタ破綻していきました。銀行が破綻すれば経済も破綻します。そして銀行はおカネを貸し付けるのを渋るようになり、経済は逆回転することになります。

 

経済は自然と違って、我々がどう思うかに影響され、揉まれ、形づくられる、とありました。

また、市場社会の「マネーサプライ」である中央銀行は通貨が債務と税金と固く結びついている以上、政治家の影響や干渉を受けざるを得ない。

 

通貨は、政治とは切り離せない。このことは、中央銀行が政治と結びついている以上、市場社会は政治と密接に関わり合う。つまり世の中の決定事は政治家やお金を持つ権力者によって行われているということだ。現におカネを管理できるのは彼らひと握りの人たちだけなのだから。

 

筆者は通貨を民主化することが重要だと説いている。それは、通貨を国民全員で管理するという意味だと思う。つまりそれは「真の民主主義の前提は誰もが経済についてしっかりと意見を言えることだ。」という筆者の最大の主張にもつながる。

 

筆者の言いたいことは概ね最後の主張にまとめられると思う。それに関して私は甚だ同意する。真の民主主義はみんなの意見の多数決だ。貧困や、環境問題など今直面している深刻な課題に関して有効な解決策を提出できるのは実際にその課題に直面している人たちだと思う。彼らの意見が大きくなれば現実を前に進めることが出来ると思う。彼らの意見を大きくするためには、できるだけ多くの人々が政治に参加することだ。みんな経済や政治、お金のことが知らないから参加できない。

現実がよく分からないというフワフワした状態が存在しているんだ。日本には。まるで日本こそ、マトリックスのように誰かに操られているように思えてならない。死ぬまで安全で平和?どこに向かっているの?死ぬまで安全、は崩れてきた。現実が露呈し始めたんだ。今こそ変えるべきだ。変わるべきだ。みんなが。教育から。根幹から。

 

私はまだまだ勉強不足だが、これから民主主義についての基本的な考え方や歴史、金融について深堀りしたいと思う。